女優の釈由美子さんが自身のブログで、
10代後半からパニック障害を発症していたことを
告白しました。
日本テレビ系「世界一受けたい授業」でパニック障害を
取り上げた収録があり、自身の体験談を語ったそうです。
昨年もジャニーズの超人気グループKing&Princeの
岩橋玄樹さん、同じくSexy Zoneの松島聡さんが、
パニック障害による休業を発表されました。
勇気ある告白
私はパニック症を扱った授業で自身の10代後半から発症したパニック症について体験談をお話してきました職業柄、こういった内容を告白するのはとても勇気がいることですが現在、同じ症状で苦しんでる方たちの気持ちに寄り添えるよう番組を通して、パニック症に対する周囲の理解が深まることを願うばかりです
引用:釈由美子さんブログより
職業柄、こういった内容を告白するのは
とても勇気がいることですが・・・と言われた
釈さん。
筆者の身近にもパニック障害で苦しんでいる女性がいます。
彼女が「芸能人って常に人の目があるから辛いだろうな。
突然襲ってくるから周りから好奇の目で見られるしね。」
と言っていました。
なかなか理解してもらえないとかメンタルが弱いとか、
さんざん言われてしまうから打ち明けられない、とも。
でも、芸能人が勇気を出して言ってくれたら、
みんなに知ってもらえてちゃんとした情報が伝わるから
感謝する、よく言ってくれたと言ってました。
自分の病気を告白することはとても勇気がいります。
「番組を通して、パニック症に対する周囲の理解が深まることを願うばかりです」
釈さんや告白された芸能人の方の勇気を、私たちは
しっかり受け止めなければならないと思います。
パニック障害とはどんな病気?
概要は?
発作は何の前触れもなく突然起こります。
●激しい動悸やめまい
●呼吸困難(過呼吸など)
●震え
これはほんの一部ですが、とても激しく起きます。
それにより「自分は死んでしまうかも」と強い恐怖に襲われます。
ですが、その症状は少しすると消失して検査でも異常は認められません。
その発作を繰り返すことにより「また発作を起こすかもと心配する」という
予期不安で、通常の社会生活を送ることが困難になってきます。
鬱病を発症する場合もあるので早期治療が大切です。
原因は?
メカニズムも原因も完全には明らかにされていないと
専門家はいいます。
人が危険な場面に遭遇したときに働く神経機能が異常をきたすと、
パニック障害が生じると考えられている、とのことです。
治療法は?
薬物療法と認知行動療法が一般的な治療法です。
薬物療法では、セロトニン再取り込み阻害薬などが知られています。
認知行動療法は発作を恐れて避けていた環境に身を置くことで、
少しずつ発作を起こすことなく行動できる範囲を広げる、という
治療法です。
ですが、どれぐらいの期間で治るのかなどはそれぞれで、
けして簡単なものではありません。
継続的に治療を行うことがとても大切な事です。
近くにパニック障害の方がいたら・・・
発作が起きると自身ではどうすることもできなくなります。
それにより外出するのも困難になってくるのです。
常に❝発作が起きたらどうしよう❞❝助けてもらえない❞などという予期不安があり、
それによって自分が発作を起こした場所に恐怖をもつ広場恐怖などと戦っています。
パニック障害の方が電車に乗れないというのを聞いた事はありませんか?
電車に乗ってドアが閉まり発車すると、発作が起きても降りることができず、
周りは知らない人ばかりで誰も助けてくれないと思い不安になる。
その不安が引き金になって発作を起きる。
筆者の身近な女性も絶対に乗れない、考えただけで動悸が激しくなってくる、
と言ってました。
ですが、実際にパニック障害の方が目の前で発作を起こしても、
知識がなければ何もできません。
まずは知識をつける事が大事だと思います。
そして一番大切な事は理解をするということです。
釈さんも周囲の理解が深まる事を願って今回告白してくれました。
理解を深め、もし近くで辛そうにしている方がいたら、
優しく声をかけてあげたり背中をさすってあげたりしましょう。
まとめ
今回また一人、勇気を出して告白された釈由美子さん。
今は回復されて元気いっぱいの生活を送られているとのことで、
本当によかったと思います。
次々と芸能人の方が発信してくれてとても身近になりつつある
パニック障害。
100人に2~3人は発症すると言われています。
勇気をもって発信してくれた釈さんの気持ちを
しっかり受け止めていきたいと改めて心に刻みました。
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