淡路島にある『おのころ島神社』。
たくさんある関西で有名な縁結びの神社の中でも、必ずランキングの上位に登場してくる神社なんです。
芸能人がブログで紹介したことでもかなり有名になりました。
ご夫婦やカップル、そしてお一人様も参拝して御利益を授かってるとか。
そんな『おのころ島神社』をご紹介します。
おのころ島神社の国生み伝説とご祭神
笑っちゃうほど鳥居がでかいおのころ島神社! pic.twitter.com/MfagEQpYT6
— 守谷総鎮守八坂神社 (@m_yasakajinja) March 28, 2017
『おのころ島神社』、漢字では『自凝島神社』と書きます。
この『自凝島』と書く理由は国生み伝説の中にありました。
古事記・日本書紀によれば神代の昔国土創世の時、
二神は天の浮橋にお立ちになり、天の沼矛を持って海原をかき回すに、
その矛より滴る潮がおのずと凝り固まって島となる、これが自凝島である。
二神はこの島に降り立たれ、八尋殿(やひろでん)を建て
先ず淡路島を造り次々と大八洲(おおやしま)を拓かれたと記されています。
ここで書かれている二神とは、伊弉諾命(イザナギノミコト)・伊弉冉命(イザナミノミコト)。
『おのころ島神社』の御祭神で、天照大御神の親神様です。
その二神が天の浮橋に立って天の沼矛(あめのぬぼこ)で海原をかき回し、その矛の先から滴った潮が自ずと凝り
固まり島となった。
「自凝島」と書く所以(ゆえん)ですね。
そして二神は「おのころ島」に立ち、まず淡路島、その後次々と島を創られ日本ができたそうです。
「おのころ島」は日本発祥の地、二神の御子神がたくさんお産まれになった神々誕生の聖地といわれています。
男女の区別が初めてできた神様で、それゆえ「愛」というものができました。
なんてロマンチック(*^^*)
さらにこちらの神社に合祀されているのが、菊理媛命(キクリヒメノミコト)。
伊弉諾命が伊弉冉命を黄泉の国まで追っかけていき、変わり果てた姿に驚き逃げ帰ってくるが怒った伊弉冉命が
追いかけてくる。
その時に仲裁に入り、仲を取り持ったというスーパー縁結びの神様です。
神様夫妻さえも仲直りさせるパワーですから、人間のカップルのケンカぐらいあっさり仲直りさせてくれそうで
すね。
おのころ島神社の見どころ
おのころ島神社@兵庫県南あわじ市
日本発祥の地は、そう淡路島だ。古事記によると昔イザナミとイザナギが海をかき混ぜて作ったそうな。でっかい鳥居が目印です。#国生み神話 #おのころ島 #A級スポット pic.twitter.com/om6w15dJso— 全日本旅オブザイヤー委員会 (@driving_Superbv) September 16, 2018
夫婦神とスーパー縁結びの神が祀られている神社には見どころがたくさんあります。
圧巻の大鳥居
おのころ島神社に初めて訪れた方は、その大きさに驚きを隠せません。
高さ21.7mの美しい朱塗りの大鳥居。
京都の平安神宮、広島の厳島神社と一緒に日本三大鳥居の一つに数えられています。
離れたところからも見えるので目印にされる方もいらっしゃるみたいですね。
三鈷(さんこ)の松
おのころ島神社にお参りした印に三鈷の松、招福の松葉を頂きました。
普通の松葉は2つに分かれていますが、おのころ島神社の松葉は3つにわかれています。
仏具の三鈷に似ているところから三鈷の松と呼ばれています。境内には
服部嵐雪の名句「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」の句碑が建っています。 pic.twitter.com/033KBMFjkL— 新美 勝利 (@kniimi) July 8, 2019
大鳥居をくぐってすぐ脇のところに松の木があります。
松の葉は通常2つか5つに分かれているのですが、おのころ島神社の松葉は3つに分かれています。
密教法具の一種「三鈷杵」の両端に似ていることから「三鈷の松」と呼ばれ、とても珍しいので招福の松葉とし
て縁起物とされています。
正殿
大鳥居をくぐり石の階段を登った正面に正殿があります。
伊勢神宮と同じ神明造になっていて、鰹木は伊勢神宮内宮が十本、外宮が九本、おのころ島神社は八本です。
伊弉諾命と伊弉冉命が 祀られています。
御神木
正殿の東側に御神木があります。
肥松(こえ松)でかなり前に枯れてしまったそうですが、夫婦松で大昔から崇敬されていたとのことです。
大きい方がおん松(男)、小さいほうがめん松(女)。
枯れてもなお精霊が宿るとのことで、昭和63年に鞘堂を建て大切にお祀りされています。
八百萬神社と産宮神社(お砂所)
八百萬神社では夫婦神の御子神様を祀られています。
正殿⇒御神木⇒八百萬神社の順番でお参りしてください。
神社の西側を降りると産宮神社(お砂所)があります。
おのころ島神社の塩砂は「天の沼矛」から滴り落ちた塩だそうで、安産の神様として安産を祈願される妊婦さん
方がお参りしています。
縁結びのパワースポット【鶺鴒石(せきれいいし)】
正殿の手前、右手に鶺鴒石があります。
伊弉諾命と伊弉冉命の二神は、この石にセキレイのつがいが止まって夫婦の契りを交わしている姿を見て、夫婦
の道を開かれたとのことです。
鶺鴒石は二神が夫婦の契りを交わされた場所として縁結びのパワースポットになっています。
赤と白の縄がかけられていてその縄を握って祈願するのですが、カップルの場合と単身の場合で祈願方法が違い
ます。
鶺鴒石の祈願方法
【カップルの絆がより一層深まる御利益】
●カップル二人で祈願
・男性は赤、女性は白の縄を握ります。
・そのまま仲良く手をつないでお祈りします。
●カップルで一人で来られて祈願
・最初に赤だけを握り、続いて白だけを握りお祈りします。
【新しい出会いを授かれる御利益】
・最初に白だけを握り、続いて赤だけを握りお祈りします。
いずれも思いを込めて真剣にお祈りして下さいね。
絶対持ちたい縁結びのお守り
おのころ島神社の「えんむすび守」の御利益はかなりスゴイ!と言われているんです。
芸能人もブログで紹介していました。
男性が赤、女性が白のお守りを持っていると願いが叶うと口コミも大多数。
それも速攻性があるとのこと。
縁結びのお守りはハート型の可愛いお守りなどもありますが、一番人気は「えんむすび守」だそうです。
ペアで持てるのもいいですね。
他にも安産・子宝のお守りや金運のお守り、学業のお守りなどたくさんの種類があります。
ぜひ授与していただき、幸せになりましょう。
おのころ島神社まとめ
おのころ島神社(自凝島神社)
兵庫県南あわじ市
「古事記・日本書紀」によると国土創生のとき、伊弉諾尊、伊弉冊尊の2尊が天の浮橋の上に立って天の瓊矛で青海原をかきまわし、その矛先からしたたり落ちた潮が凝り固ってできたのがおのころ島。天の浮橋もおのころ島神社の近くにありました。 pic.twitter.com/d4qQjLO8wE— gassyou (@gassyou2) October 16, 2018
国生み伝説の中に出てきた「天の浮橋(あめのうきはし)」も、おのころ島神社から西へ約400mの場所にありま
す。
地上と神々が住んでいる高天原をつないでいる橋です。
神話で語られている場所が現存するのもスゴイです。
実際は橋というより石ですが、ロマンはありますね。
国生みの伝説の聖地、おのころ島神社でステキなご縁が結ばれますように♪
アクセス
『おのころ島神社 社務所』
〒656-0423
兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
TEL:0799-42-5320
※お問い合わせは 午前9時~午後5時
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