京都の人里離れた自然の中に荘厳と鎮座する、出雲大神宮。
京都の出雲大神宮といえば、有名な出雲大社と深く関係していることから縁結びのご利益があるイメージが強いですよね。
実は、そんな出雲大神宮は金運アップの効果も強いといわれています。
そして、金運アップの効果をより強く得るためには、その参拝順序が重要なんです。
この記事では、出雲大神宮の金運アップ効果と、参拝順序についてご説明します。
出雲大神宮で金運アップ!
今日は大国主命をお祀りする亀岡の出雲大神宮に行きました☆
風水や金運の神様でもあるの。うちから車で一時間ちょっとなのでいつでもお連れしますよ〜〜(^^)v
真名井の水を持って帰れます。— 水色えのぐ (@enogu_m) July 29, 2017
大国主神の力
出雲大神宮のご祭神は大国主神(おおくにぬしのかみ)とその妻三穂津姫神(みほつひめのかみ)の2柱です。
大国主神は七福神の大黒天と同じであるとされています。
大黒天は一度仏になったものの人間に福徳を与えるために戻ってきた、財宝の神様です。
大きな袋と打出小槌を持ってる印象が強いですよね。
また、大国主神は神様の中でも特に格式の高い神様です。
毎年10月(神無月)になると八百万の神が集まると言われていますが、神々を集めているのがこの大国主神なのです。
大国主神は、集まった神様たちの相談事を聞いてあげます。
出雲大神宮では、このような別格の神様であり、かつ財宝の神様である大国主神のご利益を授かることができるのです。
金運アップの効果も絶大なものでしょう。
出雲大神宮の参拝順序
亀岡の出雲大神宮へ参拝。大好きな神社で何度も行っているが、今日は節目のご挨拶。ここには猿田彦の神様がいらっしゃり、本殿より先にお参りするのが正しいそうで、毎回そうしているが、ここに行くとなぜか毎回風が吹く。
— ミカコ (@boo_mikako) January 16, 2013
出雲大神宮で金運のご利益を得るには、参拝順序が大変重要です。
手水舎でお清め
まずは手水舎で祓い清めましょう。
明神鳥居をくぐるとすぐ右側、社務所の向かいに手水舎があります。
左手→右手→口元(左手で)→左手の順に清めましょう。
最後に柄杓の柄を清めるのを忘れずに。
本殿の前に黒太夫社に参拝
参拝順序で一番重要なのが、本殿の前に黒太夫社に参拝することです。
黒太夫社には氏子(その神社を先祖代々で強く信仰する人びと)の祖先神がお祀りされています。
境内に入ったらまず祖先神に敬意を払うために、先に黒太夫社をお参りするのです。
黒太夫社は、手水舎から進んで本殿の手前を一旦左に曲がり、西にある鳥居を通った先にあります。
黒太夫社のご祭神は大山祇神(おおやまづみのかみ)と猿田彦神(さるたひこのかみ)の2柱です。
黒太夫社には人を正しい方へ導くパワーもありますので、心を込めてお参りしましょう。
本殿に参拝
黒太夫社への参拝が終わったら、ついに本殿への参拝です。
本殿には中門があり、格式の高さを感じさせられます。
出雲大神宮での参拝には祈りの言葉があります。
「幸魂奇魂、守り給え、幸え給え。」
読み方は「さきみたま くしみたま、まもりたまえ、さきはえたまえ。」です。
この「幸魂」、「奇魂」とは、神語で「愛」と「智」を表します。
参拝は通常通り二礼二拍手一礼ですので、ぜひ祈りの言葉を捧げてみてください。
しあわせなでうさぎを撫でる
しあわせなでうさぎは一ノ鳥居の手前にあるうさぎの像です。
日本神話に出てくる因播(いなば)の白兎をあらわしています。
このうさぎはご祭神の大国主神に助けられて、代わりに「ヒメと結婚できるでしょう」という幸運の訪れを告げたことから、うさぎの体をなでると同じように幸せが訪れるといわれています。
また、体の痛いところ、悪いところを撫でると治癒するともいわれています。
参拝が終わって帰る際にはぜひ、撫でてみてください。
出雲大神宮の由緒
丹波國 出雲大神宮
京都府亀岡市千歳町出雲古来より
御神体山の
御影山を奉斎し
今尚
禁足の地となっており
山上には幾つかの
磐座や古墳があり
709年に
初めて社殿を
造営したと云われ
延喜式では
名神大社とされる…御影山からの
水氣が漂い
心地良さの向こうに
遠い幽界を
わずかに感じた… pic.twitter.com/Ob8oDfqTJZ— まーネコ (@kutushitanekoR) February 11, 2020
出雲大神宮は飛鳥時代709年に建立され、約1300年の歴史がある神社です。
その古い歴史もあり本殿は重要文化財に指定されています。
元出雲?出雲大社との関係は?
出雲大神宮は「元出雲」と呼ばれるほど島根県の出雲大社との関連が深いです。
ただ、その関係には2つの説があります。
ご祭神を
●出雲大社から出雲大神宮に勧請した。
●出雲大神宮から出雲大社に勧請した。
「元出雲」という別称は後者の「出雲大社は出雲大神宮の分霊である」という説によるものだと考えられます。
実際に、出雲大社は明治時代まで出雲の名ではなく朽築神社と称しており、逆に出雲大神宮は出雲神社という名前でした。
江戸時代までは出雲といえば出雲大神宮のことを指していたのだとか。
そういった経緯もあってか、出雲大神宮公式ホームページでは
天地結びの神、即ち縁結びの神の由緒叉はここに発するもので、俗称元出雲の由縁であります。
日本建国は国譲りの神事に拠るところですが、丹波国は恰も出雲大和両勢力の接点にあり、此処に国譲りの所由に拠り祀られたのが当宮です。
つまり、「出雲の由縁は出雲大神宮にある」とされています。
その、「出雲の由縁」とは何でしょうか?
出雲の由縁
出雲の由縁とは、大国主神の国づくりと国譲りの地であるということです。
大国主神が豊かな日本の国土を作り(国づくり)、それを日本国民を治めている天照大神に譲った(国譲り)とされています。
この出雲の由縁は出雲大社、出雲大神宮ともに「こちらにある」と主張しています。
どちらが由縁なのかは今となってはわかりません。
さいごに
出雲大神宮の金運の効果、参拝方法や由緒をご紹介しました。
日本の八百万の神様の中心である大国主神が祀られていますので、心を込めてお参りすればきっとあなたの祈願は叶うことでしょう。
京都に行った際には、ぜひ参拝順序に注意して金運アップをお願いしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
《出雲大神宮》
京都府亀岡市千歳町出雲無番地
TEL:0771-24-7799
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