神社仏閣の参拝方法って、ちょっとややこしいなって思いませんか?
「そもそも神社とお寺って、参拝方法が違うの?」とか、「鈴を鳴らすタイミングって?」などなど、気になる事がたくさんあります。
そこで、神社と仏閣(寺)の参拝方法の違いや、正しいお参りの仕方や作法を調べることにしました。
✔神社の参拝方法と作法
✔仏閣(寺)の参拝方法と作法
それでは、さっそくどうぞ!
神社の参拝方法と作法

神社の参拝方法と作法は、神社によって特別な作法もありますが、ここでは一般的な参拝方法と作法をお伝えします。
1.鳥居をくぐる時は必ず一礼
2.神社の参道の歩き方
3.手水舎で身を清める
4.拝殿で参拝
5.神社を出る時も一礼
鳥居をくぐる時は必ず一礼

鳥居を素通りされる方をよくお見かけしますが、神様のお家に挨拶をしないで入るようなものです。
鳥居を一歩入れば、そこは神域なので、鳥居をくぐる時は必ず一礼しましょう。
その際、鳥居の中央ではなく、右か左に寄って、30度ぐらいに腰を曲げて一礼してから、くぐるのが好ましいです。
ですが、混雑時などで中央からしかくぐれない場合もありますので、その場合は指示に従ってくぐって下さいね。
右寄りからくぐる場合は右足から、左寄り・中央からくぐる場合は左足から入りましょう。
神社の参道の歩き方
神社の参道の歩き方は、「神様の通り道」と言われている参道の真ん中「正中」を、できるだけ歩かないようにします。
鳥居を右寄り・左寄りからくぐれば、参道の真ん中を歩かずに社殿に向かえますね。
手水舎で身を清める作法
参拝の前に、手水舎で身を清めます。
この作法を「手水」といいます。
コロナ禍以降、柄杓が設置されていない神社もありますので、柄杓がある場合と、流水の場合をお伝えします。
【柄杓がある場合】
1.手水舎に向かって軽く一礼
2.右手で柄杓を持ちお水を汲む
3.左手にお水をかける
4.左手に柄杓を持ち替え、右手にお水をかける
5.右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらにお水を受け、口をすすぐ
6.左手にお水をかける
7.柄杓を立てて、残っているお水を柄杓の柄に流す
8.元の位置に柄杓を戻す
9.ハンカチなどで手と口を拭いたら、軽く一礼
この作法を、一度だけ汲んだお水でやりますので、配分には気をつけてくださいね。
5番の口をすすぐ時ですが、左手で口元を隠すようにして、すすぎ吐き出します。
なので、6番で口元についていた左手にお水をかけて清めるんですね。
【流水の場合】
1.手水舎に向かって一礼
2.両手を洗い清める
3.両手でお水を受けて口をすすぐ
4.両手を洗う
5.ハンカチなどで手と口を拭いたら、軽く一礼
柄杓がある場合の作法と比べると、とてもわかりやすいですね。
拝殿での参拝の作法
拝殿での参拝の作法は、神社によって特別な作法がある場合もあります。
また、神社の参拝方法に厳格な決まりはないそうですが、ここでは一般的な基本の作法をお伝えしますね。
【拝礼の流れ】
1.お賽銭箱より少し離れた場所で、軽く一礼して前に進みます。(一揖)
2.お賽銭を丁寧に入れます。
3.鈴があれば鳴らします。
4.背筋を伸ばし、腰を90度ぐらいに曲げ拝(礼)を2回します。(二拝)
5.胸の前で手を合わせ、右手を少しずらし、拍手を2回します。(二拍手)
6.ずらしていた右手を戻して揃え祈ります。
7.背筋を伸ばし、腰を90度ぐらい曲げて拝(礼)を1回します。(一拝)
8.少し下がって、軽く一礼しましょう。(一揖)
まずは一揖
一揖とは、腰を30度ぐらいに曲げるお辞儀のことで、鳥居や手水舎でする一礼も一揖といいます。
拝は90度に腰を曲げる深いお辞儀で、礼はお辞儀の総称です。
なので、拝礼の作法は「一揖二拝二拍手一拝一揖」が、一般的に正式な作法といわれています。
お賽銭は丁寧に入れる
お賽銭を投げ入れてる方も多いですが、お金には人のケガレが付いているので、投げて祓い清められると民俗学などで言われているそうです。
ですが、お賽銭は神様へのお供えとも言われているので、投げ入れないで丁寧に入れた方がいいですね。
鈴を鳴らすタイミングは?
続いて、上記の順番だと鈴を鳴らすとありますが、はたして鈴を鳴らすタイミングはいつなんでしょう?
お賽銭の前なのか、後なのか、ちょっと悩んじゃいますが、実は、決まりはないのでどっちでもいいそうですよ!
鈴を鳴らすと、その音色で参拝者を神様を深く敬う気持ちにさせ、祓い清めてくれる神様のお力が発動するそうです。
他にも、神様に来ましたよってお伝えできるとか、神様の御霊をお呼びできるとか、なんだかスゴイのでタイミングを気にせず、鳴らしちゃいましょう。
回数は2~3回が一般的だそうです。
二拝二拍手一拝
いよいよ「二拝二拍手一拝」です。
まず、背筋ピーンで90度に腰を曲げてお辞儀を2回します。
この時、背中は平らな状態で行いましょう。
続いて、胸の前で手を合わせ、右手の指先が左手の第一関節あたりにくるようにずらします。
その状態で両手を肩幅ぐらいに開き、いい音で柏手を2回打ち、ずらしていた右手を左手と揃うように合わせます。
声に出しても心の中でも構わないので、名前と住所、生年月日と干支を神様にお伝えして、感謝とともに祈りましょう。
お祈りしたら、また背筋ピーンで背中は平らにして、90度に腰を曲げてお辞儀を1回します。
最後に、少し後ずさりして一揖で、無事に拝礼ができました。
神様にご挨拶と感謝の気持ち、時には願い事をお伝えするのですから、できるだけ丁寧な参拝の作法を心がけたいですね。
神社を出る時も一礼
神社から出る時も、鳥居をくぐったら振り返って一礼します。
その時も、鳥居の右か左で一礼しますが、振り返る方向があって、鳥居の真ん中にお尻を向けないことを意識してください。
鳥居の真ん中から社殿につながる参道の真ん中を「正中」と言いますが、神様の通られる道です。
そこにお尻を向けるのは失礼にあたりますので、振り返る時に鳥居の真ん中にお尻が向かない方向で回って下さい。
一礼したら、また鳥居の真ん中にお尻が向かないように振り返り、帰路につきましょう。
仏閣(寺)の参拝方法と作法

宗派によって違うこともありますが、ここでは一般的なお寺の参拝方法と作法をお伝えしますね。
1.山門をくぐる時は必ず一礼
2.お寺の参道の歩き方
3.手水舎で清める
4.鐘をつく
5.常香炉で身を清める
6.ご本尊に参拝
7.お寺を出る時も一礼
山門をくぐる時は必ず一礼
神社で鳥居から一歩入ると神域だったように、お寺では山門を入ると、そこは仏様がいらっしゃる聖域になります。
山門をくぐる時は、胸の前で静かに手を合わせる合掌をしたまま一礼をし、敷居を踏まないようにします。
その際、女性は右足から、男性は左足から入るのが、正式な作法だという場合や、男女とも左足から入るのが正式な作法などと、やはり宗派によって違いがありそうです。
ですが、どの宗派でも絶対に守るべきは「敷居を踏まない」ということです。
仏様の頭を踏んだことになってしまう、など、こちらも理由は諸説あるようです。
仏様に失礼のないように、帽子をかぶってる方は脱ぎましょう。
お寺の参道の歩き方
お寺の参道の歩き方ですが、神社と同じく真ん中は仏様が通られる「正中」なので、端を歩かないといけない、という説がとても多くあります。
また、お寺では参道のどこを歩いてもかまわない、という説もあり、やはり宗派の違いから作法も変わるのかもしれません。
調べたところ、神社と同じく参道の端を歩く、という説が多かったので、できるだけ真ん中は歩かないようにした方が間違いなさそうです。
手水舎で清める
お寺でも、参拝の前には手水舎で身を清めます。
作法は神社と同じなので、上記で確認してくださいね。
鐘をつく

お寺でよく見かける、鐘楼に吊り下げられた大きな鐘を「梵鐘」といいます。
一般の参拝者でも自由に鐘をつけるお寺もあるので、その時は、つかせていただきましょう。
仏様へのご挨拶になります。
その場合、必ず本堂に参拝する前に鐘をついてください。
参拝後につくのは「戻り鐘」といって縁起が良くないと言われています。
早朝や深夜も近隣の方のご迷惑になるので控えましょう。
常香炉で身を清める

お寺の本堂の前で、お線香の煙を頭や体に浴びている方を見かけたことはありませんか?
風向きによっては煙でむせることもありますが、あれは 「常香炉(じょうこうろ)」 といいます。
お線香をお供えし、その煙を浴びることで心身を清めるためにあります。
また、体の調子が悪いところに煙をかけると良くなるともいわれているため、多くの方が煙を浴びているんです。
ぜひお線香をお供えし、煙を浴びてみてくださいね。
ろうそくやお線香をお供えする順番は、 本堂に参拝する前 です。
お線香の本数なども宗派によって違いますので、お寺の指定がなければ1本でも大丈夫だそうですよ。
気をつけなければいけないことは、他の参拝者が供えたろうそくから火をもらうことです。
これは「もらい火」と言って、その人の業(ごう)を受け継ぐことになるといわれているので、絶対やめましょう。
種火が用意されていると思いますので、そちらから火をもらいましょう。
また、お線香の火を息で吹き消す方もいますが、仏教では人の息は穢(けが)れとされているため、お線香を振るか、手であおいで消してくださいね。
ご本尊に参拝
ご本尊に参拝する流れは、宗派によって違いますが、ここでは一般的な作法をお伝えします。
1.ご本尊様に一礼してお賽銭を入れる
2.鰐口(わにぐち)があれば鳴らす
3.合掌しながら一礼する
4.一礼して本堂を後にする
ご本尊様に一礼してお賽銭を入れる
ご本尊様に一礼して、お賽銭を静かに入れます。
お寺の場合、お賽銭は仏様へのお布施にあたるそうなので、投げ入れたりせず、静かに丁寧に納めましょう。
鰐口があれば鳴らす

神社では鈴を見かけますが、お寺でよく見かけるのが鰐口です。
鰐口を鳴らすことで、仏様へのご挨拶になり、また魔障を退治させることができるといわれています。
鳴らすタイミングはお賽銭の後で、静かに心を込めて3回鳴らしましょう。
鰐口がない場合は、そのまま参拝に進みます。
合掌しながら一礼する
合掌しながら一礼し、ご本尊様に名前や住所、生年月日に干支を自己紹介したら、お願いごとなどを祈ります。
神社と違い、お寺では柏手を打ちませんので、気をつけましょうね。
焼香台があれば、焼香を行いましょう。
親指、人差し指、中指の三本でお香をつまみ、額の前で一度おしいただいたら、香炉に落とします。
宗派のよって回数が違うそうですが、わからない場合は1回でいいそうです。
神社とお寺の参拝で最も違う事は、神社では柏手(かしわで)を打ちますがお寺は柏手(かしわで)を打ちません。
一礼して本堂を後にする
ご本尊様に合掌して一礼したら、その場を後にします。
その後は、御朱印やお守りを頂いたり、お寺の見どころなどを散策するのもいいですね。
お寺を出る時も一礼
お寺を出る時も、敷居を踏まずに出たら、振り返って合掌しながら一礼します。
合掌は、仏様の世界と現世が一体となる意味があり、敬意や感謝の意味だそうです。
お参りできたことに、感謝の気持ちをもって一礼したいですね。
まとめ
神社と仏閣(寺)の参拝方法って違うのかや、正しいお参りの仕方や作法について、調べたことをまとめますね。
1.鳥居をくぐる時は必ず一礼
2.神社の参道の歩き方
3.手水舎で身を清める
4.拝殿で参拝
5.神社を出る時も一礼
1.山門をくぐる時は必ず一礼
2.お寺の参道の歩き方
3.手水舎で清める
4.鐘をつく
5.常香炉で身を清める
6.ご本尊に参拝
7.お寺を出る時も一礼
神社とお寺の参拝方法や作法は、違うところもありますが、感謝の気持ちや敬意をもってお参りするのは同じですね。
大きく違うのは「神社は柏手を打つ、お寺は柏手を打たない」というところなので、間違えないようにしたいです。
この記事では、一般的な参拝方法をお伝えしましたが、特別な作法がある場合などは、書いてくれていることが多いようでした。
参拝方法や作法を知り、今までよりも丁寧にお参りしようと心がけます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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