飛行機で足がむくんだことはありませんか?
私は以前、国際線で足がパンパンにむくんで、脱いでいた靴がきつくて、履けなくなった経験があります。
むくみすぎて、ひざ下からつま先までの皮膚がピキピキ張ってて、とっても痛いのに着陸したら荷物を持って歩かないといけない。
本当にツラかったので、飛行機での足のむくみを解消したいと思い、機内でできるむくみ解消法や対策グッズを調べてみました。
すると、長時間のフライトが快適で、到着後もスッキリ過ごせる方法やグッズが見つかったのでご紹介しますね。
✔飛行機での足のむくみを解消したい、について
✔飛行機内でできる足のむくみ解消法について
✔足のむくみ対策グッズについて
それでは、さっそくどうぞ‼
飛行機での足のむくみを解消したい!

普段でもツラい足のむくみ・・・。
特に、降りてからすぐに歩かないといけない飛行機での足のむくみは、なんとしても解消したいですよね?
そもそも、なぜ飛行機で足がむくむのか調べてみました。
飛行機で足がむくむ原因
人の体では、心臓がポンプのように血液を送り出し、「動脈」を通して酸素や栄養分を全身の細胞に届けています。
その一方で、細胞から出た二酸化炭素や老廃物は、「静脈」を通って心臓に戻されます。
この時、足から心臓へ戻る血液は、重力に逆らわなければならないため、とても負担が大きいのです。
そこで活躍するのが「ふくらはぎの筋肉」!
ふくらはぎが伸びたり縮んだりすることでポンプの役割を果たし、下半身に集まった血液(体全体の約7割)を心臓へ押し上げます。
つまり、血液をスムーズに戻すには、ふくらはぎの筋肉をしっかり動かすことが大切です。
もし筋肉の動きが不足すると、血液がふくらはぎにたまり、足がむくみやすくなってしまいます。
長時間、同じ姿勢で座ったままなので、ふくらはぎの筋肉を動かさないのが、飛行機で足がむくむ原因なんですね。
飛行機内の乾燥や冷えもむくみの原因
飛行機内は砂漠並みに乾燥していて(湿度約20%)、血液がドロッとしやすい環境にあり、気圧も低く、足の血管が拡張しやすいために、むくみが起こりやすくなるそうです。
さらに、温度が22℃~26℃ぐらいに調節されている機内では、冷えて寒く感じる方もいます。
体の冷えは血流を悪化させ、それがむくみにつながってしまうので、ブランケットの貸し出しがあれば利用するといいですね。
また、ピッタリした服装で身体を締め付けるのも、血行不良の原因になり、やはりむくむので、機内ではゆったりした服装で過ごしましょう。
飛行機内でできる足のむくみ解消法

では、飛行機でできる足のむくみ解消法って、何があるんでしょうか?
結論は「ちょっとしたストレッチと水分補給」とのことでした。
♢ つま先・かかと上げ下げするストレッチ
♢ 足首回しのストレッチ
♢ トイレついでに通路を1〜2分歩く
この3つを1時間ごとに行うだけで血流がグンと改善し、到着後の足の軽さが変わります。
また、乾燥で体内の水分が失われると、むくみが悪化するため、しっかり水分補給をしましょう。
カフェインやアルコールは利尿作用があり、逆効果になってしまうため、できるだけ控えた方がいいですね。
つま先・かかと上げ下げストレッチ

1.背もたれにもたれず、背筋を伸ばして座る
2.つま先を地面につけたまま、両足のかかとを上げて3秒キープ
3.かかとをおろして地面につけたまま、つま先を上げて3秒キープ
☆この動作を3~5回繰り返しましょう。
足首回しのストレッチ

1.背もたれにもたれず、背筋を伸ばして座る
2.片足を少し浮かせ、つま先で大きな円を描くように足首を回す。(膝の後ろを両手で抱えるようにすると楽です。)
3.右回し、左回しとそれぞれ5回ほど回しましょう。
トイレのついでにストレッチ


トイレに行くついでに、1~2分歩くのもむくみ解消にはとっても効果的です。
少し遠いトイレを利用するのもいいですね。
せっかく立っているので、上記のような「かかと上げストレッチ」や「ふくらはぎ伸ばしストレッチ」をするのも、むくみ解消になります。
かかと上げストレッチ
1.倒れないように壁などにつかまり、両足は肩幅ぐらい立ちます。
2.ゆっくりかかとを上げて、つま先立ちになります。
3.ゆっくりかかとを下ろして元の姿勢に戻ります。
この動作を、数回繰り返してくださいね。
ふくらはぎ伸ばしストレッチ
1.壁に両手をついて、左足を後ろへ引きます。(バランスが取れる方は、つかまらなくても大丈夫)
2.右ひざをゆっくり曲げていき、左足のふくらはぎに痛みを感じる直前の姿勢をキープ
3.反対の足も同じようにストレッチしましょう。
足がむくんでる時は、すぐにピキピキと痛みを感じちゃうので、無理のないようにゆっくりストレッチしてくださいね(^^;
水分補給

飛行機内でむくんだり、何度もトイレに行くことになるからと、水分を控えるのは逆効果です。
水分不足になると、なんとか水分を保とうと、身体は余分に水分を溜め込みます。
そのため、逆にむくんでしまうんです。
さらに、機内は、砂漠並みに乾燥していて湿度は約20%。
そのため、血液がドロッとしやすい環境になり、これによって「エコノミークラス症候群」が起きやすくなるそうなので、しっかり水分補給しましょう!
【エコノミークラス症候群とは】
引用元:厚生労働省
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
タンブラーや小さめの水筒を持ち込み、CAさんに水やお湯を入れてもらえば、飲料がなくなる心配もないですね。
※LCCでは水やお湯が有料、もしくは提供されていない場合があるので、前もって航空会社に確認してくださいね。
飲料の機内持ち込みは、国内線の場合、ノンアルコールの飲料は持ち込みに制限がありません。
ですが、国際線の場合、液体は100ml以下の容器に移し替え、1人あたり合計1Lまでが機内に持ち込み可能という制限があります。
保安検査後であれば、空港の免税店で購入した液体類なら、100mlを超えていても機内に持ち込むことができます。
タンブラーや水筒を持参ならば、空にしておいて、保安検査後に給水器や機内でCAさんに補充していただきましょう。
1度にたくさん飲むのではなく、少しずつ飲む方がいいそうです。
また、お好きなハーブなどのティーバッグを用意しておいて、お湯を注いでもらえば、機内でリラックスもできますね。
飛行機での足のむくみ対策グッズ
機内では、できるだけ快適に過ごしたいので、飛行機での足のむくみ対策グッズを調べてみました。
着圧ソックス(フライトソックス)
着圧ソックスは、足首からふくらはぎ、さらに太ももへと段階的に圧をかけ、血流をスムーズにしてむくみを軽減してくれます。
いろんな種類があるのですが、着脱しやすい膝下、または膝上ぐらいのタイプを選ぶといいですね。
長時間のフライト用に開発されたフライトソックスもあります。
フットレスト
飛行機の座席で足を上げれる、フットレストを持ち込む方も増えているようです。
ハンモックタイプや、置き型のフットレストがあるので、お好みのタイプを選んでくださいね。
足を上げることにより、血流がよくなって、むくみ対策ができるし、なにより、足を上げるととっても楽ですよね。
空気を入れたり抜いたりするのも簡単で、高さや硬さも調節可能というタイプなど種類もいろいろあります。
収納時もとっても小さくできるようで、持ち運びも便利ですね。
※航空会社によっては、置き型タイプのフットレストの使用ができないこともあるそうなので、事前に確認してください。
めぐりズム蒸気めぐる足シート
めぐりズム蒸気めぐる足シートは、約40℃で30分ぐらい継続して温めてくれる、貼るタイプの足シートです。
座り続けてツラくなった足を温め、リラックスしましょう。
ブランケット
飛行機内での冷え防止に、ブランケットは重宝します。
機内で借りてもいいですが、自分のブランケットがあると、寒いと感じたらすぐに羽織ることができますね。
タンブラーや水筒
機内での水分補給に、フタつきのタンブラーや水筒があると、座席を立つ時にぶつかって倒しても、水分がこぼれる心配もなく、安心ですね。
しっかりフタを閉めて、座席前のネットに入れておくこともできます。
まとめ
飛行機での足のむくみを解消したいと思い、機内でできるむくみ解消法や対策グッズを調べました。
足のむくみの原因は、長時間同じ姿勢で座っているため、ふくらはぎの筋肉を動かさないので、血流が悪くなってしまうから、というものでした。
他にも、機内の砂漠並みの乾燥で血液がドロドロになってしまう、冷え、服の締め付けなども原因だったんですね。
機内でできるむくみ解消法は、座席でもできるストレッチや、トイレに立つついでのストレッチなどで、とにかくふくらはぎの筋肉を動かすこと。
さらに、とても大切なのは水分補給をしっかりする、ということでした。
調べてみると、むくみ対策グッズもたくさんあったので、自分に合った対策グッズを利用して、機内で快適に過ごしたいですね。
ぜひ、飛行機での足のむくみを解消して、空の旅を楽しんで下さい♪
最後までお読みいただきありがとうございました。



コメント