葵祭2023で「路頭の儀」が、4年ぶりに開催されるとのことで、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?
京都三大祭りの一つに数えられる葵祭の一番の見どころである「路頭の儀」のルート周辺は、平安装束を纏った大行列を一目観ようと、多くの観客が押し寄せます。
そこで、葵祭2023「路頭の儀」のルートの地図や、有料観覧席の予約やチケットの料金をご紹介します。
葵祭2023のルートの地図と路頭の儀の順番
出典:京都新聞
【午前】
京都御所出発《10:30頃》⇒堺町御門《10:50頃》⇒丸太町通《11:00頃》⇒河原町通《11:15》⇒下鴨神社到着《11:40頃》
【午後】
下鴨神社出発《14:20頃》⇒下鴨本通⇒洛北高校前《14:40頃》⇒北大路橋《14:55頃》⇒
上賀茂神社到着《15:30頃》
「路頭の儀」の大行列は、京都御所のもっとも格式高い門、建礼門前を10:30頃にスタートして、下鴨神社に到着が11:40頃。
到着後は葵祭の最重要神事「社頭の儀」が行われ、勅使(ちょくし)が祭文(さいもん)・宣命(せんみょう)を奏上、弊物(へいもつ)を奉納する行事が行われます。
下鴨神社での神事が終了すると、上賀茂神社に向けて出発します。
15:30頃に最終地点の上賀茂神社に到着したら、こちらでも「社頭の儀」など神事が行われ、約半日かけての大行列は終了します。
「路頭の儀」行列の歩く順番決まってる?
「路頭の儀」とは、勅使(天皇の使者)が下鴨神社・上賀茂神社に参向するための行列で、馬36頭・牛4頭、平安装束をまとった500名以上の人達が練り歩く大行列です。
「路頭の儀」の大行列、歩く順番は決まっているのでご紹介しますね。
第2列…御幣櫃(ごへいびつ)・馬寮使(みりょうづかい)・牛車(ぎっしゃ)
第3列…舞人(まいうど)・勅使(ちょくし)※近衛使代(このえつかいだい)
第4列…陪従(べいじゅう)・内臓使(くらづかい)
斎王列…斎王(さいおう)・女人(にょにん)
主役は第3列に登場する勅使(現在は近衛使代)なんですが、どうしてもきらびやかな「斎王代」に目がいってしまいます(^^;
斎王はかつては未婚の内親王が務めていましたが、現在は京都在住の未婚の女性から選ばれます。斎王の「代り」だから「斎王代」!
葵祭で、斎王代が身につけている十二単衣は30kgもあるそうです。
葵祭2023の日程
葵祭2023の開催日は、5月15日(月)です。
雨天(荒天)の場合、翌日の16日(火)に順延(当日早朝判断)になりますが、16日(火)も雨天(荒天)なら中止(当日早朝判断)になります。
〈京都観光Naviで当日6:00頃に発表されます。〉
5月に入れば、多くの葵祭の「前儀」が開催されますので、そちらもご紹介しますね。
5月3日…流鏑馬神事〈やぶさめしんじ〉・下鴨神社
5月4日…斎王代禊の儀〈さいおうだいみそぎのぎ〉・上賀茂神社と下鴨神社で毎年交互に斎行
5月5日…賀茂競馬〈かもくらべうま〉・上賀茂神社
5月5日…歩射神事〈ぶしゃしんじ〉・下鴨神社
5月12日…御陰祭・切芝神事〈みかげまつり・きりしばしんじ〉・下鴨神社
お日にちが合えば、ぜひ観覧されてくださいね。
有料観覧席の予約やチケット料金
葵祭2023は、4年ぶりということもあって、かなり多くの人出が予想されます。
例年、行列を観るために、数時間前から場所取りされる方もいらっしゃるんですが、行列を観る前に疲れちゃいますよね。
できれば、ゆっくり座って観たい、と思われる方は有料観覧席はどうでしょう?
葵祭2023も有料観覧席が販売されますので、ご紹介します。
販売開始日時 | 2023年4月4日(火) 10:00~ |
有料観覧席 設置場所 | ☆京都御苑(御所)建礼門前南側 ☆下鴨神社参道 |
席の種類 料金(1席・税込) | ●一般席(最前列):4,500円 |
●一般席(2列目以降):3,500円 | |
●まなび席(最前列):9,500円 ※下鴨神社のみ | |
●まなび席(2列目以降):8,500円 ※下鴨神社のみ |
まなび席は下鴨神社のみで設置されている席で、らくたび講師がイヤホン解説してくれるそうです。※らくたびはこちら
購入手続き完了前の確認画面に座席番号が表示されますので、購入されたら予約完了です。
また、以前にもあった上賀茂神社の有料観覧席(当日券のみ)も販売されるようですが、まだ詳細が決まっていないようです。わかり次第追記しますね。
☆行列が観れる席:1,000円
☆神事が観れる席:5,000円
いずれも当日券のみで、上賀茂神社で直接販売されるようです。
早めに上賀茂神社に行かれてお席の確保をされる方がいいですね。
上賀茂神社@葵祭
本殿入り口の鳥居のところ。花笠行列が歩いてますね。ちなみに葵祭はもっと近くで見れる有料観覧席(1000円)があります。
まぁ、お金に余裕がある人は払ってみてみるのもいいんじゃないでしょうか。
無料でもある程度見れます。 #神社 #葵祭 pic.twitter.com/U6f2FNcjAL— ジョウケン@ニコ動とニコ生 (@beefkosogod) June 7, 2020
葵祭2023の有料観覧席チケットは、上賀茂神社以外少し値上がりしていますが、平安絵巻の大行列は座ってゆっくりしっかり観たいなぁって思います。
葵祭2023に行ってみよう!
葵祭2023のルートの地図や、有料観覧席の予約・チケット料金をご紹介しました。
葵祭は、上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社❝かもわけいかづちじんじゃ❞)と下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社❝かもみおやじんじゃ❞)の例祭で、正式には「賀茂祭(かもさい)」といいます。
何度かの中断はありましたが約1500年前から続くお祭りで、源氏物語にも登場します。
平安装束を纏った平安絵巻さながらの大行列、初夏の風吹く京都の葵祭に出かけませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント