日本をつくった天照大神(あまてらすおおみかみ)ゆかりの地、天岩戸神社をご存じですか?
宮崎県高千穂にある天岩戸神社は、壮大な自然や神話発祥の地であることから、「諸願成就」のご利益があるといわれています。
また、天照大神にあやかったお守りの力もすごいんです。
この記事では、天岩戸神社のお守り、ご利益だけでなく、神話との関係や見どころもご紹介します。
天岩戸神社のお守り
こんな凄いネーミング見たことある?? これは、宮崎県高千穂の天岩戸神社のお守りなんだけど、悪いもの全部退治してくれそう。(笑) #天岩戸神社 #お守り pic.twitter.com/YYb7NE8294
— サンドリヨン (@sanndoriyonn) February 27, 2017
天岩戸神社のお守りはオーソドックスな学業、縁結び、金運のものもありますが、八百万の神様が集まった場所であるからこその、万能なお守りがありますので、2種類ご紹介します。
天岩戸神社の邪気災難厄除守り
天岩戸神社では「邪気災難除守り」という聞いたのことないお守りがあります。
身の回りの悪いものを全て取り払ってくれる、まさに万能なお守りです。
デザインは非常にシンプルで、薄ピンクの色がとても可愛らしいです。
手力男命と天細女命の開運守り
天岩戸神社には開運守りというこれまた万能なお守りがあります。
この開運守りのデザインが、シンプルなお守りが多い天岩戸神社にしては珍しく、ちょっと変わっているんです。
開運守りの種類は2種類あります。
1つは岩を持ち上げた手力男命(あめのたぢからおのみこと)をモチーフにした青色で、もう1つは踊っている天細女命(あめめのうずめのみこと)をモチーフにした赤色のお守りです。
写真は後者の天細女命のお守りです。
この2人の神様は天岩戸神社にゆかりのある神様です(主祭神ではありません)。
手力男命と天細女命については後ほどご説明します。
天岩戸神社のご利益
当たってたらコノハナサクヤヒメがちょびっと関わっててうれぴーーーー地元宮崎は日本開闢の頃の歴史いっぱいだもんね!!!GWに天岩戸神社いったご利益がきたかな!!?!!?!!
— ⛩️もぐもぐ⛩️@休日大津ありがとう (@sc_lig) October 26, 2019
天岩戸神社のご利益は日本神話の主神にあやかった、開運、諸願成就です。
つまり運気上昇して全ての願いが叶う神社です。
縁結びや学業成就、商売繁盛、無病息災なんでもお願いすることができます。
せっかく諸願成就の神社なのですから、さきほど説明した邪気災難厄除守りや開運守りを授かり、運気上昇をお願いしましょう。
日本神話の主神である天照大神がお隠れになったほどのパワースポットですから、いただけるご利益も大変なものでしょう。
天岩戸神社の御朱印
宮崎の御朱印帳&御朱印袋🙂💕
(左上)青島神社の周辺の景色や🌴の木がデザインされた御朱印袋
(右上)天岩戸神社の「岩戸開き」デザインの印袋
(中央)天岩戸神社の「岩戸開き」デザインの御朱印帳
※桃色は以前から使用していて、今回新たに水色を購入。(下)高千穂神社の御朱印帳
嬉しいよう😭💦 pic.twitter.com/v0noOUtr2v
— 竹平晃子🎶フリーアナウンサー (@akiko_takehira) August 27, 2019
天岩戸神社では御朱印をいただくことができます。
御朱印
天岩戸神社の御朱印はとてもシンプルです。
鳥居に入る前の社務所で、初穂料300円でいただくことができます。
とても人気な神社なので番号札を渡されて少し待ちますが、近くに東屋があり座れますので苦になりません。
御朱印をお願いすると、「日本神話発祥の地」について書かれたパンフレットのようなものをはさんでくれます。
また、社務所では、後ほど説明する「天安河原宮」の御朱印も一緒にいただくことができました。
御朱印帳
天岩戸神社では御朱印帳を授かることが出来ます。
大きいサイズが2種類、小さいサイズが2種類の合計4種類です。
大きいサイズは、天照大神がお隠れになった天岩戸が開く「岩戸開き」をモチーフにしていて、薄いピンクと薄い黄緑の2色展開です。
小さいサイズは、手力男命(天狗ではないかともいわれています)をモチーフにした青色のものと、天細女命をモチーフにした赤色のものがあります。
写真は私が授かった手力男命の青色のものですが、確かに天狗のようにも見えますね。
小さいサイズはコンパクトで持ち歩きに便利な印象です。
御朱印帳は社務所で初穂料1300円でいただけます。
また、御朱印帳と御朱印をセットでお願いすると100円引きの、1500円にしてくださるようです。
天岩戸神社は神話の舞台
旅の4日目は高千穂巡り。まずは天岩戸神話の舞台となった天岩戸神社を巡る。
天照大神がお隠れになった天岩戸を祀る西本宮。拝殿の奥に御神体の天岩戸が存在し、30分間隔で行われる神職の案内によって遥拝が可能だ。なお天岩戸は撮影禁止となっている。 pic.twitter.com/TfT1Mzqvex
— たちばな (@Mc_TACHIBANA) October 24, 2019
天岩戸神社がどうしてそんなにパワーが強いと言われているかというと、神話の舞台になった場所だからです。
日本神話の主神、太陽の女神様である天照大神は、弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に耐えられなくなってしまい、天岩戸という洞窟にお隠れになりました。
太陽の女神様がお隠れになったことで、空には太陽が昇らず闇につつまれてしまいました。
天照大神を洞窟から出すために、八百万の神々が相談するため集まります。
天岩戸神社は天照大神を主祭神としており、お隠れになった天岩戸を御神体としています。
御神体の天岩戸は、パワーが強すぎるあまり神職でさえも立ち入ることができないのです。
天岩戸神社の見どころ
天岩戸神社西本宮です。 pic.twitter.com/AnpQoM22un
— NMK (@nmk_SeaSlug) April 5, 2020
天岩戸神社は、神話の舞台であることもあり見どころが沢山あります。
東本宮と西本宮
天岩戸神社には、岩戸川をはさんで東本宮と西本宮の2つの社殿があります。
社殿は自然の中で整然と鎮座しており、迫力がありつつも心が穏やかになります。
東本宮は、天照大神が天岩戸から出てこられた際にお住まいになったところとされています。
また、西本宮は天照大神がお隠れになった洞窟である天岩戸をお祀りしているところです。
いずれも主祭神は天照大神であり、まさに日本神話の主神ゆかりの地といえます。
手力男命と天細女命
手力男命と天細女命は、天岩戸神社にとって重要な神様で、お守りや御朱印のモチーフになっていたり、東本宮と西本宮の参道にそれぞれ大きな銅像が立っていたりします。
手力男命と天細女命は天岩戸神社にどのような由縁があるのでしょうか。
手力男命と天細女命は、お隠れになった天照大神を天岩戸から出すのに一役買った神様です。
どうやって天照大神を洞窟から出すか、八百万の神々で相談していたところ、知恵の神様である思兼神(おもいかねのかみ)の提案で、岩の前で宴を開きました。
そして、芸能の女神様である天細女命が面白い踊りをして神々は大騒ぎになります。
その騒ぎに気を引かれこっそりと岩戸を開けてみた瞬間に、出て来るのが手力男命です。
力自慢の優しい神様である手力男命は、強い力で一気に重い岩戸を開け、天照大神はめでたく外へ。
ついに、空には太陽が戻ったのです。
だから、手力男命と天細女命の2人の神様は天岩戸神社に大きく関係しているのです。
2人の神様は地元の人々にも有名で、とても人気があります。
西本殿の入り口には手力男命、東本殿には天細女命の巨大な像が立っており、天細女命は人が近づくとセンターが反応して踊り始めるという凝りぶりです。
天岩戸神社に参拝した際には、ぜひ2人の像や御朱印、お守りを見つけてみましょう。
天岩戸神社の絶対に行くべきパワースポット
宮崎県高千穂町
「天安河原」
いつの頃からか、天安河原には、願いを込めて石を積む姿が見られ、洞窟やその入口付近には二段、三段と積まれた石が無数にあります!
神秘的な雰囲気が漂っています。 pic.twitter.com/GYHnZuScGK
— 日本のいいとこ。 (@Goooood_Japan) April 11, 2020
摂社「天安河原宮」のパワーがすごい!
天岩戸にお隠れになった天照大神を出すべく八百万の神々が集まって相談したと言われるのが天安河原宮です。
八百万の神々が集まったというだけあり、ここは天岩戸で一番のパワーが集まっているといわれています。
天安河原宮の参道は険しい
天安河原宮へは、天岩戸神社の西本殿から徒歩15分ほどですが、その参道は大変険しい道のりです。
獣道のような下り坂を長いこと下りますが、景色は本当に自然豊かでまるでジブリの世界のようにも感じます。
参道の横を流れる川の流れは強いですが、それもまた自然のパワーを感じます。
誰でも心洗われる気分になることでしょう。
一心不乱に歩くとついに社殿
15分ほど歩くと大きな洞窟の中に小さな社殿があります。
険しい参道を乗り越えやっと落ち着くことができ、神様があたたかく出迎えてくれるような気になります。
パワーの強さを聞きつけてか、山奥のわりにたくさんの参拝客がいます。
天安河原宮のご祭神は、天照大神を洞窟から出すために知恵を絞った思兼神と、八百萬神です。
知恵の神様である思兼神にあやかって、知恵向上と学業成就のご利益があります。
私が参拝した日は川の水が増水しており、この社殿に入る前に流れの速い川をジャンプで飛び越えました。
石積みの祈願
天安河原宮には3~4個の小さな石を積み上げたものが数えきれないほど置いてあります。
石を積み重ねると、願い事が叶うといわれているためです。
たくさん参拝客がそのパワーを信じ、祈願していったことがうかがえます。
おがたまの木と七本杉
天岩戸神社東宮
入口には天鈿女命
神殿の裏には神々が宿る
七本杉が綺麗に並ぶ pic.twitter.com/xD1Nx9oVxk— いーぐる《幸》《むぅ》 (@U8YH99bGG2GwCJK) September 15, 2019
天岩戸神社の西本殿にはおがたまの木、東本殿には七本杉があります。
おがたまの木とは、神具の鈴といわれている木の実がなる木です。
神具の鈴とは、天細女命が音を鳴らしながら踊ったといわれている鈴のことです。
とてもパワーが強いと言われていますので、ぜひ近寄ってみましょう。
七本杉とは、根本が七本つながってのびている木のことです。
東本殿の裏にあり、少し遊歩道を歩いた、天岩戸の崖のところにあります。
まっすぐと上に伸びる七本の杉が横一列につながっている様は、なんとも見ごたえがあります。
さいごに
天岩戸神社のお守りやご利益、御朱印、みどころをご紹介しました。
日本をつくった天照大神ゆかりの地ですので、強大なパワーを自然から感じ取ることが出来るでしょう。
境内にはたくさんの見どころ、パワースポットがあり、「諸願成就」でどんな願いでも叶います。
宮崎に行った際には、ぜひゆっくりと参拝し、願いごとをしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
《天岩戸神社》
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸1073番地1
TEL:0982-74-8239
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